BIG LIFE

No Regrets, This is your LIFE!

好きなことを仕事にする

好きなことを仕事にする。
それを仕事にしないとプロじゃない。
プロとは好きなことを仕事にして飯を食っている。
ずっとそう考えていた。

好きなことを仕事にする。
これは好きなことがある人、趣味がある人は一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

これは私もずっと考えていたことだ。
90年代に音楽をはじめた私にとって上京してメジャーデビューして大金を稼ぐなんて道が王道であったように思う。

アルバイトをしながらバンド活動をするも、メンバーが就職したり結婚したりで活動停止。
どうしていけばいいか考えていたとき、YouTubeやSNSが普及してきて形もガラリと変わっていった。

ただ、頭の中がまだ90年代で止まったままの私はまったくついていけていなかった。

好きなことを仕事にする。
これがいつの間には好きなことを仕事にしないといけないと思って苦しくなっていた。

音楽が好き、ギターを演奏することが好き。
それをお金に変えるにはどうすればいいか。
そんなことばかり当時は考えていたように思う。

流行り始めていた当時のフェイスブックを登録すると、海外のミュージシャンがたくさん登録しているのがわかった。
いきなり友達申請は失礼だと思い、メッセージを何人かに送ってみた。

私は日本人でギタリストです。
今、こんなことを考えています。
もしよければアドバイスをいただけませんか?

なんて内容だったと思う。
遠く離れた会ったこともない私に彼らは真面目に返事を送ってくれた。
今の私があるのはメンターである彼らのおかけでとても感謝している。

メールありがとう。
君の気持ちはすごくわかるけど、もうそんなシーンはないよ。
僕ら平日はみんなそれぞれの仕事をして、週末にクラブでライブを楽しんでいるんだ。
それでもお金を払って観にきてくれるんだからプロフェッショナルな気持ちには今も変わらないよ。

そんな返信をくれたメンターのミュージシャン達。
アイスが溶けるように私の気持ちも柔らかく前向きになって仕事は好きなことをじゃなくてもいい。
いきなり0か100かで考えるんじゃなくて、徐々に割合を好きなことをできるように移行できたらいいと思えるようになりました。

メジャーデビューしたいとか、有名になりたいとかも全く思わないし、バーテンダーとしてありがたいことに生活できている今、仲間とバンドができてライブもできること。今私はとても幸せで充実しています。

凝り固まった先入観に縛られていて、こうでなければいけない。こうでなければ認めない。
そう思い込んでいた私はメンターのおかげでもっと自由に色々な形があることに気づかされました。

自分のしていることに対価を支払ってくれる。
これだけで私もあなたも充分プロだと言える。

ですからお客様から夢は?目標は?ってよく聞かれますけど私はいつも
「やりたいと思ったことは全部やります。
そのための手段は選びません」
と、答えています。

フレンチ料理が好きでも料理ができることを武器にできるじゃないですか。
ロックが好きな私も女性シンガーのサポートができるのと同じでギターを演奏すること自体が武器。
こだわりも大事だけど、心を開いてなんでも楽しめるようになれば道は開けるのかなと。

先日、常連のお客様、独立されて社長になられたお客様で印象に残った言葉があって

「やりたいこと、目標がないってよく聞くけどそれはその人が頭が良くてなんでもできる可能性があるからそんな風に言えるんや。僕は生きるためにこれしかできんかったから今もこの仕事をしてるだけなんや」と。

やりたいことがない、そのことを悪いことのように言われるけどそんなことは全然ないと。
むしろ可能性だらけなんだから、なんでもやってみたらいい。それもなかったら人間としての生活を楽しめばいいと。

好きなことを仕事にしないといけないと思い込んでいた私にはとても印象に残った会話でした。

好きなことを仕事にしなくても、好きなことをしながら自分らしく人生を楽しむこと。
私はそう考えられただけで気持ちが楽になりました。